2026年の田植えが無事に終わりました。
今年もいろいろありましたが、総じて順調だったと思います。
機械トラブルもなく、代かきでは新しい挑戦もでき、多くの学びがありました。
今の体制になってノウハウが順調に蓄積した結果だと感じています。
この記事では、怒涛の6月を振り返ります。
田植え週間のスケジュール
兼業農家である私は、会社に勤めながら農業をしています。
とはいえ、田植え期間は通常の休みだけでは足りません。
今年も有休を使いながら、以下のスケジュールで動きました。
- 月:出勤 or 休息日
- 火・水:代かき
- 木:出勤
- 金:出勤、退勤後は田植の準備
- 土・日:田植え
今年も「にこまる」1ha、「アケボノ」2ha、計3haの田植えを、2週間かけて行いました。
代かきでは「土寄せ」に挑戦してみた
田植えはもう10年以上やっているのですが、代かきはずっと祖父にやってもらっていたので、私がやるのは今年で2回目。
代かきは水を入れた田んぼをトラクターでかき混ぜて、平らに整える作業です。
田んぼに高低差があると何が大変かというと、水管理です。
高くて水の少ない場所では苗が育たないし、反対に低くて苗が水没してしまう場所では苗が窒息死してしまいます。
トラクターで田んぼを耕していると、どうしてもデコボコができてしまいます。
代かきでこのデコボコを直すのですが、普通に代かきするだけではデコボコが直らないので、代かきの前に「土寄せ」という作業をしなければなりません。
トラクターの力で、土を高い所から低い所へ持って行くのです。
代かきの前、YouTubeの動画を何本も見て、土寄せのやり方を勉強しました。
田んぼの高低も把握し、四隅にデコボコが多いと見て、すべての田んぼで隅っこを入念に土寄せしました。
その結果、四隅のデコボコはある程度解消されました。
しかし、私は田んぼ全体を見ていなかった!!!
田んぼ全体で見ると、
- 真ん中が高く、端っこが低い田んぼ
- 水口が低く、水口から遠い所は高い田んぼ
- 反対に水口が高い田んぼ
- 入り口付近が高すぎる田んぼ、または低すぎる田んぼ
など、全然高低差を解消できていませんでした。。。
「事前にわからないの?」と思うかもしれません。
わかってはいたのですが、これほど高低差があるとは思いませんでした!
知り合いの農家から「農家は一生田畑の均平に悩み続けるんじゃないですか?」と言われましたが、その通りだと感じました(笑)。
後日、他の農家さんが土寄せをしている現場を見ていると、豪快にトラクターを走らせ、高い所から低い所へ、勢いよく土を寄せていました。
来年は時間かかってでも、全体的な土寄せをしようと思います!
怒涛の田植え!
4日間に及ぶ田植えは終始順調でした。
1日目は暑さ、3日目は一時大雨で撤退と、天候に苦しめられる場面はありましたが、例年と違って機械トラブルがなく、スムーズに進められました。
なお、今年は「捕植を少なくする」をテーマに、田植え機を操縦しました。
田植えの後、機械で植えられなかった場所は手植えするのですが、1人でやるのは骨が折れます。
それに、今までは祖父の田植えのやり方に習ってやっていのですが、YouTubeを見ていると「うちのやり方だけが全てじゃないぞ」と感じ、もっと楽な方法はないか、チャレンジしてみたくなっていたのです。
そのため、今年はいつも以上に頭を使って、なるべく機械で植え付けるようにしました。
田んぼによっては植え方を変えた田んぼもありました。
結果的に、一部列が大きく曲がった場所もありますが、複雑な形の田んぼもほとんど機械で植え付けできたので、良かったと思います。
そして、田植えの後に見るこの風景。
毎年のことですが、この美しい風景は見飽きません。
達成感を感じるとともに、「秋には黄金色に実っていますように」と、想いを馳せました。
気付いたら夢中になってた捕植
機械植えが終わったら捕植をしました。
捕植とは、田植え機で植え付けられなかった場所や、機械で植え付けたけど欠株になっている所に、手で苗を植え付ける作業のことです。
近年は農地の集約化が進み、広い面積を管理されている大型農家さんでは捕植をしないところがほとんどです。
しかし、当農園のような小規模農家では、毎年恒例の作業です。
とはいえ当農園の田んぼは最も狭い田んぼでも25aと、1人で捕植をしていると日が暮れてしまう広さなので、基本的に隅っこしか捕植は行いません。
それに、今年は「捕植を少なくする」をテーマに機械植えしたので、捕植は少なくなるはずだと思っていました。
しかし、そんなことはありませんでした。
捕植していると楽しくなってきて「あ、ここも苗植えられそう」と、普段なら絶対植えないスペースに苗を植えている自分がいました。
「もう趣味の領域だな」と感じながらて、ノリノリで手を動かしていました(笑)。
また、悲劇も起こりました。
捕植をした翌日から大雨が数日間続き、せっかく植えた苗が一部流されてしまったのです!
これにはガックリでしたが、秋に黄金色の美しい風景を見るために、丁寧に捕植しました。
結果的に、例年以上に捕植に時間を取られました。
それでも、自分では嫌いと思っていた手植えが実は好きなんだという発見もありました。
ただ、1人でやるのは寂しいし大変なので、来年は助っ人を呼びたいとも感じました。
来年に向けての課題
順調だった今年の田植えですが、さらなるレベルアップを図るためにも、来年は以下の点を重視したいと思います。
- 土寄せは田んぼ全体的に行う
- 代かき時のハローの回転数の最適化を図る
- 田植え・捕植に助っ人を呼ぶ
土寄せは前半で触れた通りです。
ハロー(トラクターの後ろにつけるアタッチメント)については、代かきした後、トラクターのタイヤ痕が残っていたので、おそらく回転数の設定を間違えていました。
そのため、来年は代かきを丁寧にやりたいと思います。
質の高い代かきができれば、その後の管理作業が楽になり、お米の品質向上につながる。
秋には黄金色の風景が見られるよう、これから水管理や草刈りなどの作業を頑張っていきます。


